こんにちは、エターナルログのケンです。
高校生の子どもが朝になると起きられない、制服には着替えるのに家から出られない、あるいは「もう学校へ行きたくない」と言い始めると、親としては焦ります。休ませていいのか、登校を促したほうがいいのか、このまま欠席が増えたら進級できないのではないか。いろいろな心配が一度に押し寄せてくるでしょう。
ただ、高校生の登校拒否を考えるときに、「明日学校へ行けるか」だけを問題にしないことが大切です。高校では中学校までとは違い、履修、単位認定、進級、卒業といった条件があり、その決まり方も学校によって違います。
だからこそ親が早めにやるべきなのは、本人を無理に動かすことだけではありません。子どもの状態を見ながら、在籍校へ現在の出席状況や単位、進級条件を確認し、今の学校を続ける場合と転校する場合の両方を調べておくことです。
- 高校生が登校できなくなる主な理由
- 親が家庭でできる具体的な対応
- 欠席と単位や進級の考え方
- 通信制高校を含めた転校の選び方
高校生の登校拒否で最初にすること
子どもが高校へ行けなくなったとき、親はどうしても「今日だけでも行かせなければ」と考えがちです。しかし、高校生の場合は本人の状態と学校制度の両方を見る必要があります。感情だけで対応を決めず、家庭と学校で情報を分けて確認していきましょう。
まず本人の状態を確かめる
最初に確認したいのは、学校へ行かない理由を聞き出すことではなく、本人が今どのくらい疲れているかです。
「どうして行かないの」「いつから行くの」と質問を重ねても、本人自身が理由を説明できないことがあります。人間関係や勉強への不安がはっきりしているケースもあれば、本人にも原因が分からず、朝になると腹痛や頭痛が出たり、体が動かなくなったりすることもあります。
食事が取れているか、眠れているか、昼夜逆転が急激に進んでいないか、家では会話ができるか。まずはこうした日常の変化を見てください。
強い不安や落ち込みが続く、自分を傷つけるような言葉がある、食事や睡眠が大きく崩れているなど、心身の状態に心配がある場合は、学校だけで解決しようとせず、医療機関や専門家への相談も検討しましょう。
無理に理由を言わせる必要はありません。本人にとって「学校へ行けないこと」そのものが大きな負担になっている場合、原因追及を続けるほど話しにくくなることもあります。
学校には早めに連絡する
数日休んだ段階では、「もう少し様子を見てから学校に相談しよう」と考えるかもしれません。しかし、高校では欠席が増えると、授業への出席状況や履修に影響する可能性があります。
そこで、担任だけでなく必要に応じて学年主任や教務担当にも相談し、現在の状況を確認してください。
特に聞いておきたいのは、各科目の欠席状況、単位認定に必要な条件、進級条件、補講や追試の有無、オンライン学習など代替方法の有無です。
「あと何日休んだら危ないのか」ではなく、「現在どの科目がどの状態なのか」を聞くのがポイント。高校では科目ごとに履修状況が違うことがあるためです。
学校への相談は、転校を決めるためではありません。今の学校に残れる可能性を確認するためにも必要です。電話するときは「本人を登校させる方法」だけでなく、「単位と進級について現時点の状況を教えてください」と具体的に聞くと話が進みやすいですよ。
進級条件を同時に確認する
高校生の登校拒否で時間を無駄にしやすいのが、登校できるようになるのを待っている間に、単位や進級の期限が迫ってしまうケースです。
本人の回復を待つことと、学校制度を確認することは両立できます。子どもに毎日「学校へ行け」と言わなくても、親が裏側で情報を集めておくことは可能です。
確認する際は、「今年度の進級に必要な条件」「現時点で不足しそうな科目」「補講などで対応できる可能性」「進級できない場合の扱い」まで聞いておきましょう。
早めに確認したいこと
- 現在の科目別の出席状況
- 単位認定の条件
- 進級と卒業の条件
- 補講や追試などの救済措置
- 休学や転学を選んだ場合の扱い
高校生が登校拒否になる理由
高校生が登校できなくなる理由は一つとは限りません。「友達とうまくいかないから」のように分かりやすい原因がある場合もあれば、いくつもの負担が重なって限界に達していることもあります。親が原因を一つに決めつけないことが大切です。
人間関係が負担になっている
クラスメート、部活動、先輩後輩、先生との関係など、高校生活には多くの人間関係があります。
明確ないじめがなくても、グループの中で居場所がない、SNSでのやり取りがつらい、休み時間に一人になるのが苦しいといったことが登校への大きな負担になる場合があります。
親から見ると小さな出来事に感じても、本人は毎日同じ環境に入っていかなければなりません。「そんなことで休むの?」と評価するより、「学校の中で何が一番しんどい?」と聞ける関係を残しておくほうが大切でしょう。
勉強についていけない
高校へ進学すると、中学校より授業が速くなったり、科目が細かく分かれたりします。入学時には問題なくても、一度欠席したことをきっかけに授業についていけなくなり、それが次の欠席につながることも珍しくありません。
特に、休んだ日の学習内容が分からないまま次の授業へ進むと、「今さら教室へ戻れない」という気持ちが強くなる可能性があります。
この場合は登校そのものだけでなく、学習の遅れをどう取り戻すかを学校と相談する必要があります。プリント、課題、補講、個別指導など、在籍校で使える方法がないか確認してください。
環境に合わなくなることもある
高校選びの段階では本人に合っていると思っていても、実際に通ってみなければ分からないことがあります。
校風、通学時間、授業の進め方、部活動、周囲の雰囲気などが負担になることもあるでしょう。また、入学後に本人の価値観や将来像が変わる場合もあります。
だから、「せっかく入った高校なのだから卒業まで通うべき」と最初から結論を固定する必要はありません。今の学校で調整できる問題なのか、環境そのものを変えたほうが生活しやすいのかを分けて考えてください。
心身の不調が隠れている
朝起きられない、頭痛や腹痛が続く、強い疲労感がある、食欲が落ちるなど、身体的な症状として現れることもあります。
睡眠時間だけを見て「夜更かししているから」と決めつけるのではなく、眠ろうとしても眠れないのか、起きようとしても起きられないのかという違いも見ておきたいところです。
心身の不調が疑われる場合は、原因を家庭だけで判断しないこと。学校の養護教諭やスクールカウンセラー、医療機関などへ相談し、必要な支援につなげてください。
親が避けたい対応
親が心配するのは当然です。ただ、その心配が強いほど、本人には「責められている」「早く元に戻らなければならない」と伝わってしまうことがあります。状況を悪化させないために避けたい対応を確認しておきましょう。
毎朝登校するか確認し続ける
「今日は行けそう?」「明日は行ける?」と毎日聞き続けると、家庭の会話が学校の話だけになってしまいます。
本人も学校のことを考えていないわけではありません。むしろ誰より考えている可能性があります。それでも動けないから困っているわけです。
登校について話す時間を決め、それ以外では普通の会話をするなど、家の中に学校以外の時間を残してみてください。
将来を材料に追い込む
「高校を卒業できなかったら就職できない」「大学に行けなくなる」と将来の不安を並べても、目の前の学校生活で限界になっている子どもには届きにくいでしょう。
高校を変える方法もありますし、学び方を変えて高校卒業を目指す方法もあります。選択肢があることを親自身が知っておけば、将来を使って子どもを急かす必要も減ります。
すぐに退学を決める
反対に、「もう行けないなら退学すればいい」と急いで在籍を外してしまうのも慎重に考えたいところです。
転校を考えている場合、現在の在籍状況や修得済みの単位が手続きに関係することがあります。退学してから探す場合と、在籍した状態で転校を進める場合では扱いが異なる可能性があるためです。
退学届を出す前に、転校候補の学校へ相談してください。単位の引継ぎ、在籍期間、入学できる時期、卒業予定時期まで確認してから判断するほうが安心です。
欠席と単位や進級の関係
高校生の登校拒否で親が特に気になるのが、「何日休んだら留年するのか」という問題でしょう。ただし、全国の高校に共通する単純な欠席日数だけで進級が決まるわけではありません。
欠席三十日で留年ではない
「30日休むと不登校になる」「30日休むと留年する」と混同されることがありますが、同じ意味ではありません。
年間30日以上という数字は、国の調査などで不登校の状態を把握するときに用いられる基準の一つです。一方、実際の高校で単位を認定する条件や進級条件は、在籍校の学則や教育課程によって異なります。
そのため、欠席日数だけを数えて判断するのは危険です。科目ごとの授業への参加状況や学校独自の規定を確認してください。
また、不登校傾向の生徒などについて、高校が一定の条件のもとで通信教育による単位認定を行える制度もあります。すべての学校で同じ対応が受けられるわけではありませんが、在籍校へ利用できる仕組みがないか聞いてみる価値はあります。
(出典:文部科学省「高等学校等における多様な学習ニーズに対応した柔軟で質の高い学びの実現について」)
卒業には単位の修得が必要
高校の卒業では、単純に3年間在籍すればよいわけではありません。
文部科学省の高等学校学習指導要領では、卒業までに修得させる単位数について74単位以上とされています。ただし、これは国が定めた最低要件であり、実際に卒業に必要な単位数や履修する科目などは学校が定めます。
つまり、「74単位取ればどの高校でも卒業できる」と考えるのも正確ではありません。在籍校の卒業要件を確認する必要があります。
(出典:文部科学省「高等学校学習指導要領解説」)
74単位は全国共通の最低基準です。学校がそれを上回る卒業要件を定めることもあるため、正確な情報は在籍校の学則や公式案内をご確認ください。
科目ごとの状況を確認する
高校では、すべての授業をまとめて「出席できているか」と見るのではなく、科目ごとの履修や単位認定が重要になります。
例えば、午前中の授業には参加できなくても午後の授業には出られている場合、科目によって状況が違うことがあります。また、補講や課題などの扱いも学校によって異なるでしょう。
学校へ問い合わせるときは、「現在の欠席日数は何日ですか」だけで終わらせず、単位を落とす可能性がある科目を具体的に教えてもらうことをおすすめします。
進級できない場合も確認する
もし今年度の進級が難しい可能性があるなら、その時点で選択肢を聞いておきましょう。
同じ学年をもう一度履修する方法があるのか、単位制で不足分を補えるのか、転校した場合にこれまでの単位を使えるのか。ここは学校によって差が出る部分です。
「進級できない=高校生活が終わる」ではありません。問題は、本人にとってどの方法なら学びを続けやすいかです。
学校へ電話するときは、紙に質問を書いてから話すのがおすすめです。親も焦っているので、電話を切ったあとに「あれを聞き忘れた」となりがちです。単位、進級、補講、転校時の書類、この4点だけでもメモしておくと確認しやすくなります。
今の高校を続ける場合の対応
登校できない状態になったからといって、必ず転校しなければならないわけではありません。学校側の対応や本人の状態によっては、今の学校に在籍しながら学び方を調整できる場合があります。
登校方法を小さく調整する
朝から最後まで教室で過ごすことだけを「登校」と考えないほうがよい場合があります。
遅れて登校する、保健室や別室から始める、特定の授業だけ参加する、放課後に先生と会うなど、学校側が対応できる方法があるかもしれません。
ただし、別室登校などがどのように出席や履修として扱われるかは学校によって異なります。本人に提案する前に学校へ確認してください。
先生との連絡方法を決める
担任から毎日のように電話が来ることが、本人にとって負担になるケースもあります。一方で、学校との連絡が完全に切れると、戻りたいと感じたときにハードルが上がることもあるでしょう。
そこで、連絡は保護者を通すのか、本人へメールするのか、週に何回程度にするのかなどを学校と相談しておくと安心です。
本人の状態に合わせ、学校とのつながりをゼロか100かで考えないことがポイントです。
利用できる支援を確認する
スクールカウンセラー、養護教諭、教育相談担当など、担任以外に相談できる人がいる場合があります。
また、学校によってはオンラインでの学習支援や課題提出、通信教育を利用した学習などに対応していることがあります。
本人が教室へ戻ることだけを目標にせず、「今の状態でも続けられる学習方法があるか」という方向から学校へ相談してみてください。
転校を考えるタイミング
今の学校に残る方法を調べても、本人にとって通い続けることが大きな負担になる場合があります。そのときは、転校を失敗や逃げと考えず、環境を変える選択肢として検討してみてください。
転校を急いだほうがよい場合
単位認定が難しくなりつつある、進級の見込みが低くなっている、学校へ近づくだけでも大きな負担になるなど、現在の環境を続けることで状況が厳しくなる場合があります。
また、本人から「学校を変えたい」という意思が出ているなら、その言葉をいったん受け止め、具体的な学校を調べてみるのもよいでしょう。
資料を取り寄せたり説明会へ参加したりしたからといって、必ず転校する必要はありません。比較した結果、現在の高校を続ける選択に戻ることもできます。
転校先は複数校を比較する
登校できなくなった直後は、「入れる学校ならどこでもいい」と考えたくなるかもしれません。しかし、転校先が本人に合わなければ、同じ苦しさを繰り返す可能性があります。
通学日数、授業方法、学習支援、先生への相談のしやすさ、校舎までの距離、学費、卒業までに必要な期間などを比較してください。
| 確認項目 | 現在の高校 | 転校候補校 |
|---|---|---|
| 通学頻度 | 現在の負担を確認 | 週何日必要か確認 |
| 単位 | 修得済み単位を確認 | 何単位引き継げるか確認 |
| 卒業時期 | 現在の見込みを確認 | 転校後の予定を確認 |
| 学費 | 今後の負担を確認 | 年間総額で比較 |
| サポート | 利用可能な支援を確認 | 相談体制や学習支援を確認 |
転校前に単位を確認する
ここはかなり重要です。通信制高校などへ転校する場合、これまで在籍していた高校で修得した単位を新しい学校で認めてもらえることがあります。
しかし、どの単位が認定されるか、あと何単位必要になるか、いつ卒業できるかは転校先によって確認が必要です。
パンフレットだけでは自分の子どものケースまで分からない場合があるので、候補校へ「現在高校何年生で、修得済み単位がこれくらいある」と伝え、卒業時期の見込みまで相談してください。
転校候補へ必ず確認したい質問
- 現在の高校から転入できる時期
- 修得済み単位を何単位引き継げるか
- 卒業までに必要な残りの単位
- 最短ではいつ卒業できるか
- 実際に必要な通学回数
通信制高校という選択肢
毎日決まった時間に登校することが難しくなった高校生にとって、通信制高校は有力な選択肢の一つです。ただ、「通信制なら学校へ行かなくていい」「簡単に卒業できる」と考えるのではなく、仕組みを理解して選びましょう。
通学頻度は学校で違う
通信制高校と一口に言っても、学び方はかなり違います。
自宅学習を中心にして必要な日に登校する学校もあれば、週に複数回通うコースを設けている学校もあります。大学進学を目指すコース、専門分野を学べるコース、日常生活から支えるサポートを重視した学校などさまざまです。
だからこそ、「通信制」という言葉だけで決めず、本人が実際に続けられる通学頻度なのかを確認してください。
学費は総額で比べる
学費を比較するときは、授業料だけで判断しないほうが安心です。
入学金、施設費、教材費、スクーリングに伴う費用、コース料金などが別にかかる場合があります。また、就学支援金などの扱いによって実際の負担が変わることもあるでしょう。
費用は家庭にとって重要な判断材料なので、パンフレットや学校の公式サイトで最新情報を確認し、必要なら学校へ直接問い合わせてください。
資料請求から始めてもいい
転校するか決めていなくても、複数の通信制高校の資料を比較しておくことには意味があります。
今の学校以外にも道があると分かるだけで、親子とも少し考えやすくなることがあります。学校ごとに通学頻度や学費、支援内容が違うため、1校だけを見て決めるより、条件の異なる学校を並べてみてください。
通信制高校をまとめて比較したい場合
「ズバット通信制高校比較」では、条件に合う通信制高校の資料をまとめて確認する方法があります。転校を決める前の情報収集として、通学頻度や学費、コース内容を比較してみると判断しやすくなります。
別の比較先として「通信制高校資料GET」などもあるため、利用できる学校や条件を見比べてみてください。
サービス内容や資料請求条件は変更される可能性があります。正確な情報は各サービスや学校の公式案内をご確認ください。
通信制高校探しでは「有名だから」ではなく、子どもが実際に続けられるかを基準にしてください。週1回なら行けそうなのか、家で勉強を進められるのか、先生への相談は必要なのか。本人の今の状態から逆算すると選びやすいですよ。
親子で転校を話し合う方法
親が良さそうな学校を見つけても、本人が受け入れられなければ話は進みません。一方で、子どもにすべての判断を任せるのも負担になります。親が情報収集を担当し、本人には選択肢として見せるくらいから始めてみましょう。
転校を決定事項にしない
「この学校に転校するから」と決めて伝えるより、「こういう学校もあるみたいだけど、どう思う?」という話し方のほうが本人は考えやすくなります。
登校できなくなったことで、自信を失っている子もいます。そこで次の進路まで周囲に決められると、自分の人生を自分で選べない感覚が強くなるかもしれません。
資料を見る、オンライン説明会を見る、校舎へ行ってみる。その一つひとつを別の段階として考えるとよいでしょう。
本人が動けない時期もある
「自分の進路なのだから自分で調べて」と言いたくなることもあります。しかし、学校へ行けないほど消耗している時期に、何校もの資料を読み比べて問い合わせまで行うのは大変です。
最初の情報収集は親が担当して構いません。そのうえで、候補を2校や3校程度に絞り、「どれなら見てみてもいい?」と本人に渡す方法もあります。
卒業時期まで一緒に見る
転校先を選ぶときには、学校の雰囲気だけでなく卒業までの道筋も確認してください。
今までの単位がどの程度引き継がれるかによって、同級生と同じ時期に卒業できる場合もあれば、時期がずれることもあります。
卒業時期がずれること自体を必要以上に恐れることはありません。ただし、後から知るより、転校前に分かっていたほうが本人も将来を考えやすくなります。
高校生の登校拒否FAQ
高校生が学校へ行けなくなった家庭で、特に確認されることが多い疑問をまとめます。
高校生の登校拒否FAQ
Q1. 高校は何日休むと留年しますか?
A. 全国共通で「何日休めば留年」という単純な基準はありません。単位認定や進級の条件は学校の学則や科目ごとの履修状況によって異なります。年間30日という数字は不登校を把握する際の基準の一つであり、そのまま留年基準になるわけではありません。在籍校へ科目ごとの状況を確認してください。
Q2. 親は無理に学校へ行かせるべきですか?
A. 本人の心身の状態を確認せず、一律に登校を強制するのはおすすめできません。まず体調や心理状態を確認し、学校と単位や進級について相談しましょう。そのうえで、別室登校や時間をずらした登校など、本人が取り組める方法があるか検討してください。
Q3. 不登校でも高校を卒業できますか?
A. 状況によって可能です。在籍校で学習方法を調整して卒業を目指す方法のほか、通信制高校などへ転校して単位を修得する方法もあります。ただし、必要な単位や認定方法は学校によって違うため、現在の学校と転校候補校の双方へ確認することが大切です。
Q4. 通信制高校へ転校すると単位は引き継げますか?
A. 以前の高校で修得した単位が、転校先で卒業に必要な単位として認められる場合があります。ただし、認定される単位数や扱いは転校先で確認が必要です。退学手続きを進める前に、修得済み単位と卒業予定時期を候補校へ相談してください。
Q5. 転校するか迷っている段階でも資料請求していいですか?
A. 問題ありません。むしろ決断する前に複数校の通学頻度、学費、学習方法、支援内容を比較することが大切です。資料を取り寄せたからといって転校する必要はありません。今の高校を続ける場合との比較材料として使うとよいでしょう。
高校生の登校拒否で大切なこと
高校生が登校できなくなったとき、親として一番避けたいのは、「学校へ行くか行かないか」だけに時間を使い続け、その間に単位や進級の選択肢が狭くなってしまうことです。
本人を急かす必要はありません。しかし、親まで何もしないで待つ必要もないでしょう。
子どもの回復を待ちながら、親は学校制度と次の選択肢を調べる。この二つは同時に進められます。
まず在籍校へ連絡し、現在の出席状況、単位認定、進級条件、補講などの可能性を確認してください。今の学校で続けられるなら、その方法を探せばよいでしょう。
一方、継続が難しそうなら、通信制高校を含む転校先を複数比較してください。大切なのは学校名だけではなく、現在の単位をどれだけ引き継げるか、どのくらい通学する必要があるか、いつ卒業できるのかまで確認することです。
- 本人の心身の状態を最優先に確認する
- 在籍校へ単位と進級条件を早めに聞く
- 登校以外の学習方法がないか相談する
- 退学手続きの前に転校先へ相談する
- 通信制高校は複数校を比較する
- 単位の引継ぎと卒業時期まで確認する
通信制高校が気になっているものの、どの学校から調べればよいか分からない場合は、ズバット通信制高校比較や通信制高校資料GETなどを利用して、複数校の資料を見比べるところから始める方法もあります。
選択肢を知ったうえで「今の高校を続ける」と決めるのと、ほかに道がないと思いながら通い続けるのでは、親子の感じ方も違ってくるはずです。
高校生の登校拒否は、今日明日の登校だけで答えを出す問題ではありません。今いる学校でできることと、環境を変えた場合にできること。その両方を確認しながら、本人が学びを続けられる道を選んでいきましょう。
この記事で紹介した制度や単位、進級、転校などの扱いは、学校や時期によって異なる場合があります。正確な情報は在籍校、転校候補校、公的機関などの公式情報をご確認ください。また、心身の状態や進路について重大な不安がある場合は、学校の相談担当者、医療機関など適切な専門家にご相談ください。

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